とうふのホルモン

ホルモンのままに。主成分はエッセイ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

姉ちゃんという生き物【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

実家に帰ってきている。夕方について、母とカレーを作って、父と弟が帰ってきて、一緒に食べて、お風呂に入って、今はもう布団に就いている。 ちなみに村上家名物のおばあちゃんは今入院中で、明日退院予定。 あとはもうひとり弟がいる(彼は今遠方で一人暮…

2つ目のメンタルクリニックの先生が神だった話

「おそらく、うつ病か適応障害だったんでしょうね」 今更ながら、先月引っ越してきてからはじめてメンタルクリニックに行ったときのことを書こう。 それまでの経緯 順を追って、自己紹介やブログ開設の経緯で書いてきた内容とかぶる部分から簡単に書く。 社…

とりあえずの塾と作文「しょうらいのゆめ」【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「お母さん とりあえず塾に行っているからと安心していませんか」 昔、中央出版か何かのCMで島田紳助(若い子はどっちも知らないかもしれないね)がこんな感じのことを言っていた。要するに、子どもの学力を上げたい、と思ったときに、「とりあえず」塾に通…

ワールド・オブ・タニタ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

義兄がタニタの体組成計を贈ってくれた。 www.tanita.co.jp 吉田くんの誕生日プレゼントなので厳密にはわたしにではなく吉田くんに、なのだが、一緒に住んでいるので当然のようにわたしもその恩恵を受けている。ありがたいことである。 ※吉田くんとは、私と…

戦争を知らない僕たちの戦い【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

うちのおばあちゃんは、戦時中わたしの地元に疎開してきたらしい。元々はシブヤの蕎麦屋の娘だったのよ、シブヤが一体何なのかよくわからないときから聞かされた。 おばあちゃんは同じ話を何度もする。ボケてるわけではない。ただそのとき話したいことを話し…

SMAP解散にあてて【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

昔から男性アイドルには興味を持てない質だった。周りがいくら騒いでいても大抵は騒ぐに値するほどカッコイイとは思えなかったし、たとえカッコイイなあとは思っても、カッコイイ彼らが歌って踊ることにはたしてそんなに価値があるだろうかと思っていた。勿…

長いモノサシ、大器晩成という希望【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

人のブログ運営報告なるものはついつい見てしまうものである。 開設から3ヶ月でどれだけの人が来てくれるようになったとか、100記事を書いてどんなことがわかったとか。見たい見たくないとかそういう問題ではなく、そういうタイトルがあれば必ずと言って…

本屋さんのいけないところと平凡な図書館【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

わたしが人に勧めたい本というのは、つまり、わたしが自分の本棚に入れておきたいと思う本だ。 この夏は家事と書くことのほか特段することもないので、図書館で何冊か、エッセイを借りて読んでいる。最近借りたうち、2冊を読み終わった。鷺沢萌(サギサワメ…

【コクリコ坂から考】この映画は懐古でも青春の恋でもない。なぜ彼女は旗を揚げ続けるのか

……海はなぜそんなことをしたんだろう。 「コクリコ坂から」。1963年横浜。学生運動。海と風間俊の出会いは、まさに時代を感じさせるシーンだろう。 中庭(?)でクラスの友人たちとお弁当を食べる海たち。水沼の合図で、「カルチェラタン」取り壊し反対運動…

【トトロ考】このへんないきものは、わたしたちのそばにだっているのです。たぶん。

「もののけ姫」と「となりのトトロ」は、昔家にビデオ(DVDのない時代…将来おばあちゃんになったら驚かれるんだろうなあ)があって、小さい頃から何度見たかわからないくらい。ちなみにほんとうにわたしが小さいときにはゲームボーイもポケモンもなかった(…

5月某日【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

晴れたら、整体に行く前に、近くの公園に行ってみようと前から思っていた。整体の病院の近くにある、バラの綺麗な公園。ただひらすら眠り、会社の人に出くわさないよう時を選んで寮を出るーーそんな腐りかけの日常にも多少の彩が戻る気がする。 そーろーそー…

食いっぱぐれても、いいんじゃない?それよりほんとにやりたいことをやらないと死ぬよ?

イケダハヤト氏があげてた記事経由でこの人の文章読んで、心臓がきゅーってなった。 affi-yami.hateblo.jp (ざっくり言うと、「自分の感性を活かしてアフィリエイトの世界で身を立てていこうとしたけどそんなのただの逃げだったのかもしれない。逃げずに現…

凡人だけど、東大のメリットを考えてみたよ。

とうふです。 「無為な批判なんてクソや!もっと言い方ってもんがあるやろ!」などと言っていたこともありました。 … ・・・ 1年余計に東大通った身としては、これだけの理由で「東大つまらん!」何て言うのは早計だなあと思う。だったらネットビジネスのた…

怖くておいしい【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

とうふです。「金曜ロードショーはもののけ姫!」とさんざんワクテカしていたけれど、結局金曜の夜は、夏休みに入った吉田くんが「行きたい」というので夜釣りをしていた。 ※吉田くんとは、私とうふの長年の恋人であり現在ニート・とうふを家に住まわせてく…

肩書きというコスプレがさらけ出してくれる自分もある【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

ブログを書き出して2ヶ月が立っている。飽き性なわたしがぼちりぼちりとでも続けられているのは、愛着のもてる名前を思いついたからというのが大きいかも知れないと思っている。 念のため明言すると、このブログを書いている【村上とうふ】は、わたしの本名…

ツイッターをはじめた!

とうふです。 ブログを書き始めて、2ヶ月。 ホルモンのまま、書きたいがままに書いているだけのブログだけれども、「はてなスター」なるもの(イイネ!みたいなことかな)や、ときにはブックマークやコメントをいただけることも。 …… ……ぶっちゃけ、ホルモン…

ネコバス経験者も、もう一度ネコバスに乗ろう。

とうふです。明日の金曜ロードショーはもののけ姫ですね…!ワクテカ だからというわけでもないけれど、3記事にわたって熱くひたすら熱く「ジブリの大博覧会」について書いた。 chi-cooks-everyday.hatenablog.com chi-cooks-everyday.hatenablog.com chi-co…

【誰よりも熱い感想】「ジブリの大博覧会」に行ってきた!(3/3)映画を見たあと、大博覧会のあとは。ヤボだけどあえてジブリ作品の根底にあるメッセージを紐解く。

ジブリが好きすぎて好きすぎて興奮のままに語るよ!第3部。 前回まではこちら。 chi-cooks-everyday.hatenablog.com chi-cooks-everyday.hatenablog.com 「大博覧会」というもう一つの物語! 映画作品とともにあった、「宣伝」というジブリの表現の、30年…

おばあちゃんのつくったトマト。

豪快でがさつなおばーちゃんの畑で採れたトマト。実家からの宅配便。 もうこの色、すごくない?生きてるって感じ! かぶりついたらめちゃ甘かった!だからなんとなく記録しておく! ばーちゃんありがとう!

【誰よりも熱い感想】「ジブリの大博覧会」に行ってきた!(2/3)鈴木さんと糸井さんが切り出すジブリの世界と「宣伝」という仕事

(前回) chi-cooks-everyday.hatenablog.com 宣伝の基本は、タイトル・コピー・ポスター ジブリ作品の宣伝は30年間鈴木敏夫さんが手がけてきた。のほほんと作品を楽しんでいたときには見えなかった、プロデューサーという存在。自分も仕事をしてみて(1…

【誰よりも熱い感想】「ジブリの大博覧会」に行ってきた!(1/3)ジブリだからこそできる、「宣伝」の軌跡がすごい。

7月某日、東京に出かけるついでに六本木まで足を伸ばして「ジブリの大博覧会」に行ってきた。 www.roppongihills.com 何を隠そう、わたしはジブリオタクだ。金曜ロードショーは本気で毎週ジブリでいいと思っているし、誕生日に(いっそ誕生日じゃなくても)…

【昨日のダーリン】「言うだけ」の人になりたくないし、「言わない」人にもなりたくない

ご無沙汰しておりました。とうふです。 毎日寝たり、ぼーっとしたりしながらようやく最低限の家事だけはやって過ごす反面、ときには病院に行ったり、図書館の本を読んだり、人に会ったり、脱毛したり、掃除したり、冷蔵庫を買ったり、ポケモンGOやったりして…

新卒フリーランスという決断にグチャグチャ言ってる奴らはバカなの死ぬの?どうせなら有益な批判をしようよ

とうふメンタル、故に時に過激な物言いをしたいときもある。あと実はわりと有意義な議論は好きだ(東大生感)。 話題の、40社受けてだめだったから新卒フリーランスを目指すって書いた彼。 www.iwata09.com 「見通しが甘すぎる」「就活の方が楽」「内定も…

【昨日のダーリン】参院選投票日に「できるかぎり、じぶんのあたまで考える」。

※「昨日のダーリン」:ほぼ日の「今日のダーリン」を読んで思ったことを気まぐれに書く。 www.1101.com とうふです。 参院選投票日。20代になって数年経ちましたが、「ちゃんと選ぶ」ってほんとうにむずかしい。 正直に申し上げると、これまで、「ちゃんと選…

「プライド?捨てなくていいんじゃない?」

逃げるように仕事を辞めると決めたわたしを、母が旅行に誘ってくれた。「行きたいところ、ある?特にないなら、お母さん行きたいところがあるんやけど」と母が引っ張っていってくれたのは、長野県・戸隠の、小さいお土産屋さんだ。 初めて乗る北陸新幹線。長…

「いい子」を辞める、それでも先輩を嫌いになれないって気づいてしまった

ユキさんが夢に出てきた。辞めた会社の1つ上の先輩で、あらゆる面でわたしと正反対の人。 わたしが全然飲めないお酒を、ユキさんはがぶがぶ楽しそうに飲む。 明るいこと、楽しいことがとにかく好きで、唐突に好きな歌を口ずさみ始めたりする。 さりげなく上…

消耗している人は『モモ』を読んだらいいよ。(わたしと本を読む時間と『モモ』について)

とうふです。ごちゃごちゃ書く前に、まず簡潔に言いますね。消耗してるなら、ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んでみてよ。 ――― わたしの数少ない友人、正直な言葉を紡ぐことと考えることが好きな友人が「大好きだ」と言っていたから、読みたくなって図書館…

「個性」について(とうふあるいは黒毛和牛をどう料理するかが個性をつくると思う)【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「将来の夢」という作文に嫌悪感を抱いてしまうのは、わたしたちの世代に特有の現象なのだろうか。 「最近の若者は夢がない」とか言われてしまう。あるいは、不況しか知らない世代なんていう。けれど、わたしが生まれ育ってきた時間、平成ヒトケタ台というの…

うつの人を応援したい人へ。なぜうつの人に「がんばれ」と言ってはいけないか?【とうふ持論】

とうふです。このブログに、「心が折れてしまった人のためにできること」という検索ワードでたどり着いている方がいた。それで思い出したことがある。 大学時代のあるとき、大好きな先輩・育子(いくこ)さんがうつになったと聞いた。育子さんは、うつになる…

疲れてるのに「もっとやりたい!」と思っているときはあえてブレーキをかけてみるのも大事なのかもしれない

2日ぶりのとうふです。 近頃、ブログを書くことが楽しい。そのときの気分に任せてこと書きたいことを書くのが楽しい。書けば書くほど、書きたいことがどんどん出てくる。そりゃ人と比べたら、すっごくいい文章!とは思わないけど、でも「わたしにこれが書け…