気構えずとにかく量を書くために。プロトタイプを書くという考え方
こんにちは。村上とうふです。
まず2回、手がすすむままに書いてみた。
時間を空けて読んでみたら、2つの記事で、結構文体が違う!って驚いた。
これは昔からそうだなと思うのだけど、わたしがおもしろいと思う文章を書く人には、その人の文体がある。スタイルといってもいい。内容如何ではなくて、文章全体に共通している「その人らしさ」があると思う。それが、あえて意識的につくっているにしろ無意識で、それでもそこかしこに滲み出ているにしろ。
さて、前の2つの記事。別に意識して書き分けていたわけではない。そしてあらためて思えば、文体なんて大層なもんではなくて、単純に、テンションみたいなものかもしれない。とにかくその違いが、一瞬ちょっと恥ずかしいなあと思った。けど、ブログの目的を思い返して、「いや、これでいいのだ!」と思い直した。
そう、たぶんホルモンのせいなのだ。
このブログは、ホルモンのままに生きる第一歩としてはじめた。
ホルモンのままに、というのは、「自分に正直に」とか「自分らしく」とかつまりそういうことなのだけれども、なんというか、単に「自分のやりたいように生きる」というだけではなくて、自分の無意識が求めることを大事にしてあげながら生きるというニュアンスです。(その先に、ホルモンを原動力に「働く」こともあれば、最高!)
今のわたしは、長いこと、人の目から見てどう映るかを気にして、褒められること、非難されないことを優先して行動してきた。(それも、完璧にそれができたらそれも1つの生き方としてよかったのだろうけれど。)
だからこそ、「ホルモンのままに生きる!」といっても、わたしのホルモンが求めるものが何なのか、わからないわけです。だからまずは、
①ホルモンに「出てきてもいいんだよ」と言ってあげること
②ホルモンを意識的に出す経験を何度も繰り返すこと
そこからはじめればいいんじゃないかなあ。
それで、最初に書いた2つの記事。
仕事を辞めてすぐの、「ああ本当に、やめてしまった」って、自分の選択は「間違ってない」って納得はしながらも、急激な変化にどこか呆然としていたわたしと。
おばあちゃんの家に行って、おいしいごはんを食べて、散歩をして、本を読んで、いろんな人のブログを読んで。あらためて、ブログについて考えて、「仕事を辞めたことについて書きたいのか?いや、テーマはもっと他にある気がするな」って思って、「よし!書きながら考えるぞ」って思考実験的に、どこかわくわくしながら書いていたわたし。
意識せずに、そのとき心に浮かぶことを、手がすすむままに書いていって、後から見て、テンションが違う!というのは、飾らずに、そのときそのときのホルモンをちょびっとは出せていたんじゃないか?!否、出せていたんだと思うことにするぞ!!!
そう、ホルモンのせいなのだ!!!(ポジティブ!!!笑)
完成品ではなくて、まずはプロトタイプを書こう!
よく、ブログでもなんでも、目的が大事っていわれる。どんなメッセージを?どのターゲットに向けて?そういうのが固まっていないと、誰にも刺さらないよ、って。
だからって、気張って、「どうしよう、わたしはどうしたいんだろう」って考えてばかりだと結局何も書けないままになってしまう。何も行動できないままになってしまう。(それが、これまでのわたしの行動パターンだった。)
結局、自分が目指しているところがわからない、ふわふわ~っとしているけど、書きたいというときは、「ターゲットは~、目的は~」って、何も書かないうちから決めてしまったら、自分で決めたその枠を守ろうとして、本当に書きたいことは書けなくなってしまって、続かない気がする。
せっかく白紙の状態から始めるのだから、まずは実験。
いい意味で、「本番!完成品!」と思って書くのではなくて、そのときそのときの気分を書き留めて、ある程度集積ができてから、「わたしの文体ってこういう感じかな」「このブログは、こういうテーマで書いていこう」って決める方が、楽しいし自分の書きたいことを長く書いていけるんじゃないかなあ。
ブログタイトルもそう!
これまで、「ブログはじめてみようかな」と思って何度、いい感じのタイトルとかペンネームが思い浮かばずに挫折したことか!!笑
はじめてから、まだ2記事しか書いてないとうふですが、記事を書き進めるたび、「あーやっぱりこうかもなあ」と、タイトルを何度か変えてみました。
それで今の「とうふのホルモン」に落ち着いているのだけど、これは気に入っているからしばらくこれで行くような気がする。
イケダハヤトさんもブログタイトルは頻繁に変えてるって言ってたから、「そーか、その都度変えればいいんだな!」って、安心しました。いやさ、変えちゃダメ!なんてルールはないんだから、当たり前なんだけど、かつては最初から完璧に方向性を決めてからやらなきゃ!と思っていたから、盲点でした。
参考:「ブログ初心者だった頃の自分に教えてあげたいこと。」(まだ東京で消耗してるの?)
http://www.ikedahayato.com/20160615/61190946.html
要は、何が言いたいかというと、文体もスタイルも個性も自分らしさもホルモンの正体も、「とりあえずやってみる」「とりあえず書いてみる」「とりあえず形にしてみる」ことの繰り返しのなかで、しぜーんと、生まれてくるんじゃないかな。
「これだ!!」って、自分が思えるものに出会えるまで、ふらふら気分のままに、楽しく書いていこうっと。