とうふ、ふたたび正社員になる。
図書館前の空き地を通りすがったとき
むせ返るほどのタンポポの匂いがしたのをついこの前のように思っていたら、
今日通ったときには、9割がたが綿毛になっていた。
もう5月ですね。
ごぶさたしておりました。
実は、1月2月ごろから、就職活動をしていました。
うつ(適応障害)になって新卒入社した会社を辞めたのが、昨年。2年目の5月。
勤務地だった大阪から首都圏に引っ越してきて、しばしの休養。
アルバイトを始めたのが9月。
当初は週1・2だったアルバイトも、徐々に増やしていき、
最終的にはほぼ週6で働くようになって、
穏やかに満たされる生活になってきてはいたものの、
もっといろんなことに挑戦したいなとか、そもそももっと稼ぎたいなとか、
なんとなーく、「アルバイトで働くことの限界」を感じ始めていたのでした。
そんなこんなでいろいろあり(書くのがめんどうくさくなってきた)、
えー、実はこのたび4月から、以前のアルバイト先で正社員として働き始めました。
週6勤務から週5勤務になり、
社会保険や年金やらも会社が払ってくれて、手取り額もアップです。うれしい!
社員としての勤務スタート前は、
元々アルバイトしていた環境とは言え、
「ちゃんと仕事できるのだろうか」
「そもそも通勤時間の電車に乗っていけるだろうか」
「前みたいになってしまったらどうしよう」
と、ぶわわわーとそれなりに不安も襲ってきたので、
久しぶりにメンタルクリニックにかかり、ひたすら不安な気持ちを聞いてもらったり、
あるいは最初の2週間くらい、お守りがわりにともらった薬(抗不安薬)をときどき使っては通勤、という感じでしたが、
そんなこんなしているうちに、
今は1番の緊張時を乗り越えた感があります。
その間、ツイッターではつぶやいていたものの、
ブログを長らくおやすみしており、
心配してご訪問くださった方もいてすごくありがたかったです。
とてもとてもとても、勇気づけられました。
ありがとうございました。
*
ちょうど1年前の今頃は、ひたすらベッドに横たわったまま有給を使いきり、
メンタルクリニックではっきりとした診断がくだされたわけでもなく、
会社が提案してくれた復帰のための働き方にもうまく乗れず、
繁忙期で周りが一生懸命働いている中、
「めまい程度で起き上がれないなんて甘えてるんじゃないか」
「落ち込む暇があったら立て直そうと動かなきゃだめじゃないか」
とひたすら自分を叱咤激励しては落ち込み…という日々でしたが、
1年を経て、
「自分がつらいって感じるならそれはそういうもんなんだな」 とか
「これくらい辛くなったらまわり(メンタルクリニックとか)を頼ったほうがいいな」 とか
「そもそもうつってこういう感じなんだな」 とか
わかっていなかったことが文字通り身をもって(笑)わかって、それもそれで無駄じゃなかったというか、そういう経験をしらからこそはじめて、サステイナブルな自分を作り始めることができてきているなーと思います。
しかもそれだけじゃなくて、自分の生活を守りながらも、ずっと自分が行きたいと思っていた方向に行けるような仕事を手にすることができている。
「東大生なんだからわたしにだってこんくらいやれるはずだ!!!」
なーんて、思って気張っていたけれど、
お金を稼ぐというか、価値を生み出すってところにおいては、「わたし全然有能じゃねー!」
ってことに気づいてしまったので、それはそれで悲しいし残念なんだけれど、
まあそれはそれでいいや。
ゆっくり、こつこつ、自分のペースで
作りたい世の中を作る作業を進めていこうと思っています。
現時点で、わたしの本領は仕事と家庭にあり、
ブログという場所はわたしにとって本領ではないのだけれど、
それでも思ったことを書き綴って整理する場所として今後もゆるりと続けていこうと思っています。
みなさんのブログにも、以前ほどは足繁く通えていないのですが、
ぼちぼち体力をつけてって、見れる時間を増やしていきたいなー。
今後とも、よろしくお願いします!
村上とうふ