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とうふのホルモン

ホルモンのままに。主成分はエッセイ。

「ブスが先か、性格ブスが先か」論争にそろそろ決着をつけるよ。

とうふです。みなさんに究極の質問。「性格の悪い美人と性格のいいブス、どっちを選びますか?」。

 

どちらを選ぶかは人それぞれ好みによるかと思います。が、どうやら選ぶ以前の問題として、こんな反論がしばしばあるようです。

「性格のいいブスなんてそんなにいない」

「ブスは美人に対するヒガミからだいたい性格が悪くなり、美人の方が大抵性格もいい」

「ブス 性格」でググってみたらいっぱい出てきたよ!ひえー。手厳しい!

 

しかしまあ、そんなん言われたら、ブスはどうしたらええんよ!って話ですよ。

他人事だと思って好き勝手いいやがって!こんにゃろー!∠(# ˙-˙  )/

 

…わたしの個人的な怒りはさて置き。

見た目の良し悪しと、性格の良し悪し。

この2つは相関関係にあるのかどうかは、不美人であるわたしたちにとっては死活問題です。

不美人に生まれてしまったら、どんなに努力しても美人にはなれないのか?それどころか、性格ですら、美人に負けてしまうのか?女として、美人には最早、勝つことは不可能なのだろうか…?という話になるからです。

 

さあ、はたして見た目と性格に相関関係はあるのか?

もしあるとしたら、見た目ブスと性格ブスは、どっちが先立つのか。すなわち、

・見た目がブス だから 性格もブスになる  のか、

・性格がブス だから 見た目もブスになる  のか(卵が先か、にわとりが先か)。

 

ここに答えがでない以上、不美人な我々男性諸君から不名誉な偏見を受け続けてしまい、かつ心のどこかにモヤモヤを抱えっぱなしになりうるというリスクがあるのである!!∠( ˙-˙  )/

 

というわけで、不美人代表・このとうふが!

今ここで!!

この無駄な論争に!!!

そろそろ決着をつけてやりますよ!!!!∠( ˙-˙  )/どやー

 

もくじ

 

1.はじめに:「見た目がいい」「性格がいい」って?

論を展開する前に。「見た目のがいい」とか「性格がいい」ってどういうこと?っていうのを、さっくりと話しておこう。

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「見た目がいい」。こっちは割とわかりやすい。キレイ系でもいいしかわいい系でもいいしなんか憎めない系でもなんでもいいけど、世の中には「モテる顔」というのがあるよねえ。今顔といったのは、「かわいいね」「美人だね」というときには9割以上が「顔」を指しているような気がするから。けれど、「見た目がいい」という言葉には顔以外もまあ、含まれないこともないと思う(たとえば、顔がかわいくても姿勢が美しくなかったらちょっぴりがっかり、とか)。

そこで、ここでは顔以外も含めてざっくりと、「見た感じが異性に受けるかどうか」を見た目のよさの基準ということにしようと思う。あ、もちろん同じ年代を生きる異性ね。平安時代だったら美人だね、は除外。

 

続いて、性格。これはなかなか難しいような気もするが、意外とそうでもない。見た目と同じで、ようはいろいろ人によって好みの系統はあるだろうけれど、一定の「モテる性格」っていうのはあるよね、という話だ。人によって「明るい人は苦手」とかはあるにせよ、でも明るい人はモテる。あるいは暗い感じなんだけど、でもあの人はすごく優しんだよねっていうのでモテる人もいる。少なくとも、常に暗くて後ろ向きで自分に甘くて他人には厳しくて…って人は、モテる性格とはいえないんじゃないでしょうか。そういう人がもしモテてるとしたら、性格以外のところに要因があるんじゃないかな。

というわけでこっちもざっくりと、「人となりが異性に受けるかどうか」を性格のよさの基準にする。

 

ここでもう一つ大事な考え方を話しておこう。

見た目や性格における「いい」「悪い」というのは、グラデーションです。どういうことかというと、○✖ゲームみたいに、どこかに境界線があって全てをそのどちらかにハッキリと分類できるといった、そういう類のものではない、ということ。

そうではなくて、「いい」「悪い」は、ただの軸の両はし。「∞」と「マイナス∞」みたいな。完璧に美しい人間なんていないし、完璧にブサイクな人間もいない。あるのはグラデーションのように、「どっちかというといい」みたいな曖昧なものだし、その位置づけをいいと感じるか悪いと感じるかは、何と比較するかにもよってくる(一般人としてはかわいいけど、アイドルとしては微妙ー、とか)。

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もっと言うと、本来いいか悪いか判断しているのは一人一人の個人。だから、個人の感覚にまで厳密に落とし込めば、人によって誰をどう評価するかは多少異なってくるんだよね。○○ちゃんより△△ちゃんの方がかわいいだろ!とか、いや逆だろ!とか。

とはいえ「人それぞれです!おわり!」ってしたら議論が進まないので、今回はその差を簡略化して、「モテる」というのを「いい」「悪い」の基準においている。でも本来は、そういうことです。

 

■1のまとめ:とりあえずここではモテるかどうかを「いい」「悪い」の基準として話を進めるね。

 さっくりなんて言いつつ前置きが長くなりましたが、議論を進めましょう。

 

2.見た目と性格はどの程度「生まれつき」なのか?

生物学の世界では、その人のあらゆる特徴は、遺伝(=すなわち生まれつき決まっている条件)と、生まれたあとの「育ち」(=その人の生きる環境や経験)、その両方の要因が複雑に絡み合って決定しているというふうに考えられています。

顔やら見た目って遺伝の影響が強そうってイメージがあるなあと思って調べてみたら、身長はなんと8割が遺伝で決まるとか!すごいですな。しかし顔立ちなんかはまだよくわかっていないみたい。

first-genetic-testing.com

 

一方で、性格。性格って、自分の努力でなんとかせい!みたいな根性論がまかり通りがちな感じがありますが、性格にだって遺伝の影響があります。しかも、わたしが参照した下のブログ記事の読書メモによると、「本来的な人格は、家庭環境の影響をほとんど受けない」んだとか!つまり、遺伝が強く影響するってことですね。(余談だけどユーモアのセンスは遺伝じゃないらしい。関係ないけどお笑い芸人さんの2世とかあんま聞かない気がする。)(あとそこまでの元気ないから原典当たったりしないよ。すまんな。でもこの本おもしろそう)

yositeru.hateblo.jp

 

横道それたりもしましたが、要は、「何がどれだけ生まれつきで決まっているかはようわからん」ということですね!!!!!身も蓋もないが、遺伝子の世界はまだまだ奥が深いということです。

 

さてしかし、それで議論が終わったらつまらない。

議論を進めるためにここで言えることは、【見た目も性格も、多かれ少なかれどちらも生まれつき決まっている部分がある】ということです。

しかも、そうだからといって「じゃあわたしの顔がブスで性格もブスなのは生まれつきなんや…もう絶望だ死のう」っていうのは違うのです。だって、【見た目も性格も、多かれ少なかれどちらも環境や経験によって影響される部分がある】というわけですからね。

少なくとも、「いい見た目の遺伝子の人はいい性格の遺伝子も持っている」みたいな研究成果はなさそう。あったら教えてくれ!

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■2のまとめ:見た目も性格も、よくわからんけどある程度は生まれつきで、ある程度は経験で変わるもの。少なくとも、遺伝子レベルでは見た目と性格とに相関はなさそうだ。

 

3.見た目のブスさは性格のブスさに影響するか?

ここまでは「わざわざ言われなくても」というレベルかも知れない。「見た目ブスは性格ブス」論を支持する人たち諸君も、「ブスの遺伝子が性格もブスにするんだ!」などとは別に思っていないだろうから。

彼らの多くが思っているのはこうだ。

「見た目がブスだと美人を妬んでばかりだから性格もブスになる」。

だから、ブスは大概性格もブスなのだと。これは説得力がありそうだ。

「人を妬むと性格がブスになる」。これはありそうだもの。だって、人を妬んでひがんで、「どうせわたしってブスだし…」と後ろ向きになってばかりだったり、もっというと「美人が憎い!」と他人の足をひっぱったりしていたとしたら…そんなのって、性格ブスだって言われちゃうでしょうね。

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でも、「人を妬む」のは、はたしてブスだけなのか。

もし仮に、この世で1番の美人、彼女を見たもの誰もが惚れてしまうほどの美人がいたとしよう。確かに彼女は、きっとそんなふうに嫉妬することはないでしょうね。だから、「ブスほど美人を僻む」という話になるんだろう。

しかし、そんな美人は世界に1人だけ。一般的に「美人だね」と言われる人が、自分より美人な人に出会うことはままある(そういう職業を選んだりしたらなおさら)。そしたら、自分にコンプレックスを感じるかもしれない。

あるいは、人が嫉妬するのって、見た目のよさだけじゃないですよね。この世で1番の美女も、「見た目のよさ」という点で誰にも負けなかったとしても、頭のよさとか、それこそ性格のよさとか、別のところでは人に嫉妬しちゃうかも知れない。わかりやすく言えば、もし彼女よりブスな人が彼女より幸せそうだったら、「なんで?!」って嫉妬するかもしれない。いくら見た目美人でも、「なんでアイツあたしよりブスなのにいい男連れてんの?気に入らないんだけど」とか言ってたら、性格ブスだよなあ。

 

ようはそもそも、何か1つのことに執着して、「あの人は自分よりも上か下か」と考えて嫉妬してしまうことが性格ブスにつながるんですね。誰だって嫉妬に囚われる可能性はあるのだから、誰だって性格ブスになるリスクはある。

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もしかしたら、ブスであればあるほど、「自分より上の人がいっぱいいる」という点で、「ブスの方が妬みやすい」という反論があるかもれない。

でもさ、美人の方が「美しさを鼻にかける」って意味で見た目に執着しがちって言ったら、そうじゃないですか。美人でそのことを鼻にかけてる人ほど、「なんであのブスが?」って、僻んでしまうこともあるでしょう。そうでなくても、「わたし、美人だから!ドヤ!」って本気でしてたら微妙ですね。やっぱり、鼻にかけちゃう(=見た目に執着しちゃう)時点でそもそも性格ブスなのだ。

平等ではないかもしれないけれども、しかし、ブスにも美人にも、性格ブスになるリスクは十分にあるのだ。

 

■3のまとめ:見た目でもなんでも、なにか1つの指標に執着して、上か下かにこだわるやつが性格ブスだ。ブスにだって美人にだって、同様にそうなるリスクはある。

 

4.性格のブスさは見た目ブスさに影響するか?

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これはね、影響します。

いきなりの断言ですが、そりゃそうですよ。

だって、【2.見た目と性格はどの程度「生まれつき」なのか?】でも書いたように、見た目は、生まれ持ったものだけではなくて、その人の育った環境や経験も影響するんです。

 

たとえば、「この人嬉しそうだなあ」ってその人の顔見たらわかるでしょ?ありは「この人怒ってるなあ」とか。だって、表情とか仕草とか…に出るんだもの。写真の表情を見て、「この人はいまどんな気持ちでしょう?」みたいな実験はよくあるし、心理学のテクニックとかで、「嘘を見抜く方法」みたいなのもあるよねえ。

なぜ内にあるものが表出してしまうのか、その詳しいメカニズムはわからないけれど、しかしどうやらわたしたち生き物というのは、内面が顔やらなんやら、外に現れてしまうようだ。

 

さらには、「人は幸せそうな顔をより魅力的に感じる」という研究結果もある。

http://ci.nii.ac.jp/naid/10028090461

 

つまりは、こう。

人を妬んで生きていたら、そういうのが顔に出ます。仕草に出ます。姿勢に出ます。

あるいは人を見下して生きていたら、それも出ます。

そしてそういう顔は、いきいき自分らしく楽しく生きているときの自分と比べたら、ブスに見えるってこと。

 

もちろん、見た目に影響を与える要因は性格だけではありません。肌や髪をいたわってあげているかとか、ちゃんと栄養のあるものを食べているかとか、適度に運動しているかとか、身体や心に無理がかかっていないかとか……いろんな要因があると思う。つまりは、「わたしブスだし…」とかって落ち込んでひがんでいる暇があったら、見た目美人になれるようにできることが他にあるのだ。

 

そりゃ、生まれ持ったものの影響もある以上、変えられない部分もあるでしょう。たとえ整形したとしても、遺伝子は書き換えられないしね、今のところ。

でも、できることだって、たくさんある。心持ちや行動、環境を整えること。ないものを僻んで性格までブスにするくらいなら、前向きに、少しでも見た目美人になれるようにするとか、あるいは見た目に囚われすぎないで自分が楽しいと思うことをやるほうが、トータルでの美人度はあがるよねえ。

 

■4のまとめ:前向きな人は見た目も性格も美しくなる。かわいいはつくれる!

 

5.まとめ:石原さとみにもガンジーにもなれないわたしたち

「性格のいいブスなんてそんなにいない」

「ブスは美人に対するヒガミからだいたい性格が悪くなり、美人の方が大抵性格もいい」

もしかしたら、統計的に見てみたらこれらは正しいのかもしれない。というのは、これまで見てきたように、「見た目は生まれつき決まってる」わけではなくて、見た目だって、生まれたあと、どう生きているかが少なからず影響している、だから、性格ブスが見た目ブスを作ることもあるからだ。すると、逆説的に、【見た目ブス=性格ブス】ということになってしまう

 

どういうことかというと、【現時点での見た目ブス】は【性格がブスゆえに見た目ブス】という、【ブスループにはまってしまっている可能性があるわけだ。人には、「性格は変えられるけど見た目は変えられない」という謎の思い込みがある。だから、【ブスループ】にハマる人を見れば見るほど、人は「なるほど、初期顔がブスな奴は(だから)性格もブスなんだ」と思ってしまいがちなのだ。

 

人には、「性格は変えられるけど見た目は変えられない」という謎の思い込みがある。そして、悲しいことに、この思い込みに強くとらわれている人こそ、「どうせわたしはブスだから」と、【ブスループ】にはまってしまう。

 

実際は、そうではない。初期ブスは変えられる。性格美人にも、そして見た目美人にだってなれる。そりゃ、石原さとみにはなれないかもしれないけれども、でも、前向きに生きていけば、今よりずっと「美人」なわたしたちになれるはずなのだ。

 

「そんなこと言われても、わたし、もともとの性格もブスだし…」

「そもそもどうやったら前向きになれるのよ?そんな簡単に前向きになれたら苦労しない!」

そう思うその気持ち、痛いほどにわかります…。

実はこの反論に対しては、わたしは十分なロジックはまだ持てていない。

でも、1つ微力ながらも思うことは、

「かわいいは作れる。」

「今からでも、遅すぎない。少しずつでも積み上げていけば変わっていける」。

それを知っているだけでも、性格美人に向けて1歩、近づけているんではないでしょうか。

まあ、石原さとみのような美人にもなれないけど、ガンジーほどの神いい人にもなれないよね。でも、それでもいいのだ。人間そんなもんだから。

 

 

わたしは不美人諸君に言いたい。

「ブスは性格も悪い」

こんな偏見は、わたしたち不美人の行動次第で変えられる!

 

そして、「ブスは性格悪い」と主張している諸兄にも言いたい。

どうか、「見た目も性格も、行動しだいで変わる」ということを知っていてほしい。そして、前向きに頑張りはじめた不美人さんの頑張りの芽を摘まないで。あるいは、初期ブスだからといって、前向きになれる自信を摘むようなことは言わないでほしいのだ。

 

見た目でも性格でもなんでもいいけど、かわいいは、つくれるのだ!∠( ˙-˙  )/