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とうふのホルモン

ホルモンのままに。主成分はエッセイ。

2つ目のメンタルクリニックの先生が神だった話

とうふ持論 心が折れた人の役に立ちそうと思うもの

「おそらく、うつ病適応障害だったんでしょうね」

今更ながら、先月引っ越してきてからはじめてメンタルクリニックに行ったときのことを書こう。

 

それまでの経緯

順を追って、自己紹介ブログ開設の経緯で書いてきた内容とかぶる部分から簡単に書く。

社会人2年目になった4月、わたしはめまいと倦怠感で会社を休み始めた。最初は有給休暇を使って、数日休んだあと、2日出勤して、でもやっぱり無理でまた数日休んで…とこんなことを繰り返していた。当時わたしの部署は、繁忙期1番の山場をどうにかこうにか乗り越えたものの、それでもまだまだ十分に休んでいる間もないまま新入社員も含めた新チームで走っている最中だった。仕事を休んでいても、罪悪感が押し寄せてきて、うまく切り替えられない。休まらない。むしろ休んでいるはずなのに、日々症状が重くなり、また増えていく。途中からは傷病手当金を受け取りながらの休職に切り替え、最終的には5月末をもって退職することにした(今思えば、6月のボーナスをもらって辞めたらよかったなあ…そんなこと考える余裕もなかった)。

その後は地元の祖父母の家でしばらく滞在した後、マンションを購入した吉田くんのところに移った。仕事を辞めたことで、「なるべく早く復帰しなければ」あるいは「復帰したとして、わたしはまた同じ職場でバリバリ働けるのだろうか?」というプレッシャーから解放された。それもあってか徐々に徐々に快方に向かっている気がする。罪悪感がないわけではないけど、しかたなかったなあと思っている。

 

「で、どうしますか?」何も決めてくれなかった最初の病院

在職中に行っていた病院のことは、正直言うとまったく信用していなかった。

初診の際だけ最初に臨床心理士の人からいろいろ質問をされて、20分ほど話した。その後、その記録をもとに主治医の先生の診察をするという形式だったようだけど、臨床心理士の人に既に話したはずのことも何度も聞かれたりした。

「で、どうしたいですか?」と聞かれた。要は、あらゆる決定をわたしに委ねられたのだ!

 

半分は冷静に、「病院は、あくまでわたしが行きたい方向に行けるように手助けをしてくれるだけなんだ。自分がどうしたいかは、自分で考えて自分で決めなくてどうする」と思っていた。

でも残りの半分は、ショックだった。考えても考えても自分ではどうするのか正解なのかわからなかったからここに来たのに。これが病気ならば、お医者さんがどうしたら立ち直れるのかを教えてくれるはず――そう思っていた節があったから。

 

先生が「こうしなさい」と言うことはない。「あなたは、どうしたいの?」。

このスタンスはずっと徹底していて、「動悸と発汗が辛い」といえば気持ちを落ち着かせる薬を「提案」され、「眠れない」といえば睡眠導入剤を「提案」された。「こういう薬がありますが、どうしますか?」ということだ。

 

あるいは4月半ばから何度か通って、結局一度も「あなたはうつ病ですね」とも「うつ病じゃないです、一時ちょっと落ち込んでるだけですよ」とも言われなかった。休職に必要な書類には、「抑うつ状態およびそれに伴う諸症状」と書かれていた。あとは一度血液検査はして、甲状腺などの異常はないと言われた。(「余談ですがコレステロール値が高いですね」、と言われた。余計なお世話だ!∠( ˙-˙  )/)

 

「明確な診断がないってことは、こうやって会社を休んでいるのはサボりなんじゃないか?」という想いがずっと拭えなかった。

最後、退職と引越しの報告に行ったときは、「辛かったでしょう、ゆっくり休んでくださいね」と言われたから、そんな風に思っていたわけではなかったのだろうけれど…。

 

結局わたしが求めるような、対話と具体的な行動のアドバイスは、その後見つけた整体のお店で受けることができたから、「病院ってそういうものなんだろうな」と諦めて、傷病手当金の申請のためだけに通っていた(そういう意味では便利ではあった、こちらから「こうしてください」といえば全てその通りにしてくれたから)。

 

 

引越し後、別のメンタルクリニック

引越し後、特に病院には通わず、本を読んだりブログを読んだりして過ごしていた。そうしているうち、だんだん建設的な考えができるようになってきて、自分なりに「こうしたらいいんじゃないかな」という解決策を探るようにもなっていった(そのときの記事がこれとかこれとか)。

 

が、あるとき急に不安になった。

「わたしのこの考えは独りよがりではないだろうか?」

「この方向に進んでいけば、また働けるくらいに元気になれるだろうか?」

「再発を防げるだろうか?」

 

自信を持つためにも自分の考えに対するプロの意見を聞くべきだ、と思って、メンタルクリニックに予約した(その頃の記事)。

 

電話をしたときから最短で10日後に予約。

待合室は混み合っていた。

最初に身長・体重・血圧を測ったあと、またしばらく待って、診察室に呼ばれる。

 

メガネとピンクのシャツが印象的な男の先生。まずどういう経緯でここに来たのか、尋ねられる。

 

今年の1月から仕事が一気に激務になったこと。

今から思えば2月の終わり・3月頃からあきらかに思考力が落ち、ありえないようなミスを連発していたこと。

4月、仕事に行けなくなったこと。

5月末で退職して引越し来てきたこと。

引越し前は別のメンタルクリニックにかかっていたが、引越し後は自宅でひたすら休んでいたこと。

この頃、自分なりに今後どうしていきたいか、考えが固まりつつあるがその方向で大丈夫なのか、自分の考えだけでは不安でプロの声を聞きたいと思ったこと。

 

淡々と話しているつもりが、涙ぐんでしまう。

「とってもわかりやすかったです。ありがとうございます」

「ちなみに、前に別の病院にかかっていたということですが、そこでの診断はなんと言われていましたか?」

そこで、上記のとおり、「特に診断という診断はなかったが、書類には【抑うつ状態】と言われた」と答えた。

 

「ありえない!」「もっと詳しく話を聞かせてもらえますか?」

するとその先生は、すぐさまこう言ってくれた。

「そんなのありえないですね!」

 

「確かに、こういう症状というのは難しいんですね。メンタルが起因のこともあればそうでないこともある。メンタルが起因の1つだとしても、いろんな病名があって目の前の人がどの病名に当てはまるのか、断定するのはむずかしい部分ではあるんですよ。でも、それだけ何度も通われて、なんの可能性も提示してくれないのでは…不安だったでしょう」

 

「もしよかったら、もっと詳しく話を聞かせてもらえますか?」

「まずね、小さい時のことから聞いてもいいですか?村上さんは、どんな子どもでしたか?」

「お母さんはどんな人ですか?」「お父さんは?」

「きょうだいはいますか?」「出身はどちらですか?」

「大学ではどんな勉強をしましたか?」「就職活動はどうでしたか?」

「その会社ではどんな仕事をしてたんですか?」……

 

 何分だったか覚えていない。けど、まとまらない話を、30分だったか1時間だったか、時間をかけてゆっくりと聞いてくれた。目を見て、頷いて、質問を重ねて、何度も聞いてくれた。

 

「まさにしんどかったその瞬間の村上さんを、私は見れていないので正確なことは言えないのですが」

そして、じっくり聞いた上で、ちゃんと答えをくれた。

 

「おそらく、いやほぼ確実に、うつ病か、もしくは適応障害だったんでしょう」

「『だった』というのは、村上さんが考えていらっしゃるとおり、今村上さんは徐々に快復しつつあります。村上さんが考えているとおり、頑張りすぎてしまうこと・無理をしてしまうことがまさに、課題だと思います。そこまでご自身で考えることができたなら、もうきっとぶり返さない。大丈夫だと思いますよ」

 

話を聞いてくれて、答えをくれたこと。ああそういう人もいてくれるんだなあと安心した。

安心しきって、そのあといろいろ教えてくれたのはあんまり覚えていない(うつ病適応障害の違いについて、どういう薬が有効か、など)。

 

もう一つ、「もしかして自分はなにかしらの発達障害なのではないかと思う。もし発達障害だとしたら、ちゃんとした診断があったほうが生き易いのだろうか」というのも聞いてみた。

 

発達障害かどうかの診断をしようと思うと、その人の子ども時代のことからつぶさに知る必要があります。おとなになってからだと、たとえば親御さんにも話を聞くなどです」「それに、村上さんのように、東大に行くような学力のある人は…もし発達障害だとしても、学習によってある程度乗り越えてしま得ることが多いんです」「以上を踏まえると、そこまでの手間をかけてまで発達障害かどうか診断する必要がないかな、と僕は思う」「自分の苦手なところについて考えるよりも、むしろ得意なことを生かせるような環境に行けば大丈夫じゃないかな」

 

「とにかく、今はまだ焦らなくていいですよ。時間が許すならじっくり休んでから就職活動したらいいんじゃないですか」

「定期的に通っていただいてもいいですし、別に必要ないと思われるならそれでいいと思います。また何か不安なことがあったら来ていただいてもいいです」「その場合は、僕は火曜日と金曜日にいるので。僕のほうが話が早いと思いますから」

 

「最後に。無理しないでくださいね。それが村上さんの課題ですから」

 

何が言いたいかというと

①お医者さん、合わないなら変えたらいいよ!たぶんいろんな人がいるよ!

②うつやらなんやらは、とにかく無理しないこと!徹底的に、頑張らないこと!自分を追い込んでるうちは、治らんからね!休も。

③話を聞いてくれる人がいないなら、こんなんでよければ話聞くよ!生きよう!生きてればどーにかなる。

 

そういうことです!おわり!∠( ˙-˙  )/

 

■参考

chi-cooks-everyday.hatenablog.com

 

chi-cooks-everyday.hatenablog.com

 

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