「個性」について(とうふあるいは黒毛和牛をどう料理するかが個性をつくると思う)【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「将来の夢」という作文に嫌悪感を抱いてしまうのは、わたしたちの世代に特有の現象なのだろうか。 「最近の若者は夢がない」とか言われてしまう。あるいは、不況しか知らない世代なんていう。けれど、わたしが生まれ育ってきた時間、平成ヒトケタ台というのは、「個性」という言葉が、日の目を浴びて、世の中の表舞台にい…