とうふのホルモン

ホルモンのままに。主成分はエッセイ。

エッセイのようなもの

ずるくて役に立つ関西弁【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

大阪に住んでいた頃の話だ。地元から友人が遊びに来てくれたことがある。観光地を一緒にまわるのに、慣れない地下鉄で、スマホで乗換案内を調べながら「梅田に着いたら降りて、そのあとはJRに乗り換えやなあ」などと話していた(ちなみにこれは関西弁じゃな…

森とサバンナと平和なマンション【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

最近のマイブームは霊長類学だ。といって、まじめに勉強しているわけでなく、バイト帰り、電車の中で、エッセイや小説を読むのと同じように無邪気に楽しんでいるだけだけれど。 日本では、京都大学なんかが有名だけど、そもそも欧米と比べても霊長類学が盛ん…

近況と「いつまでも変わらない」らしい25歳の2人で語ったこと

あけましておめでとうございます。とうふです。∠( ˙-˙ )/ 年末は互いの実家に帰省するなどし、年明けてからは連日バイト三昧と充実しており、アルバイトも含めて楽しい楽しいと思っていたのですが、その充実のうちにいつの間にか疲れがたまっていたようで、…

意味なんかないさ 暮らしがあるだけ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

世の中のご多分に漏れず、わたしもドラマ『逃げ恥』にハマっている。 【公式】再生回数7500万超!!「恋ダンス」フルver.+最終回予告 12/20(火)『逃げるは恥だが役に立つ』最終回【TBS】 もともと「ドラマなんて…」と斜に構えていたタイプだったのだけれど、…

焼き梅干しダイエット【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

先週から「焼き梅干しダイエット」なるものをはじめた。 毎日、いつもの食事に加えて、梅干をフライパンやトースターで焼いたものを食べるだけ。簡単な代物である。「ダイエット」というほどのことでもないかもしれない。 ポイントは梅干しを焼くこと。焼く…

冬を食べたい【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

野菜の高騰。これには困ったものである。 2016年の11月現在。先月くらいから、何かが原因で野菜の値段が高騰しっぱなしなのである。はて、何が原因だって言ってたっけなあ。調べてみよう……ふむふむ、夏以降に相次いだ台風と、秋雨前線の停滞による日照不足。…

悪口憎悪【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

自分で言うのもナンだけれども、わたしは自分のことを滅多に人の悪口を言わない人間だと思っている。さらに言うのもナンだけれども、これはほぼ客観的事実であると言っていいと思っている。 欠点ほど目に付くとはよく言うけれども、わたしの場合、人の悪いと…

幸福な寝息【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

今朝方のことだ。と言っても、ついさっきのことだから、9時頃のこと。 水曜日は夫の会社がお休みの日だ。夫は、目覚まし時計に無理やり起こされて、眠い顔で歯を磨き髪を整え香水を振り掛けスーツを着こなしてそそくさと家を出ていくなんてことがなく、体が…

納得のおいしさ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「納得したものだけ、飲み込んでください」 8月末からはじめたアルバイト先では、わたしは結構頻繁に、いろんなお店に行ったり、あるいはいろんな人と一緒に働いたりしている。人手が足りていないところに比較的柔軟にいつでもどこでも行く便利な人材が来た…

目的が第一【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

イソップ童話の逸話でこんな話がある。レンガを積む3人の男達に「何をしているのか?」と尋ねると、1人目の男は「レンガを積んでいる」と答え、2人目の男は「大きな壁を作っている」と答え、そして3人目の男は「みんながお祈りするための教会を作っているん…

短歌というおもちゃ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

エンデの『モモ』の中で、時間泥棒が町を占拠して、大人たちが忙しなく時間節約をしていく中、子どもたちのおもちゃがどんどん高性能になっていくという描写がある。話しかけると返事をしてくれる人形、ラジコンで動く車――もうちょっと時代が進んでいれば、…

どぶに捨てる時間【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

ずいぶんとご無沙汰してしまった。理由を書くと、9月あまりにも順調だったせいか、それとも季節の変わり目だからか、10月に入ってなんだか毎日疲れてしまってぼーっとしていたというのと。そういうぼーっとしてご無沙汰していることを自分で許せなくて、…

非科学的なはなし【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

この話をすると大体において「気のせいでしょ」って言われてしまうのだけれど、わたしはよく予知夢を見る。夢の中で見た光景とまったく同じシーンが、あとから現実世界で起こって、「あっ」となるのだ。 ただし、残念なことにそんなに役に立つものではない。…

トイプードルは人を選ぶ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

飼い犬は見た目や性格が飼い主に似るなんて話がある。長く一緒にいるうちに似てくる説が有力かもしれないが、わたしの仮説は、犬も人も、選ぶ段階でちゃあんと自分と似ている者をお互いに選びあっているのではないか、というものだ。 大学生時代のこと。家庭…

都会のエスカレーター【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

都会に出てきたばかりの頃、地下鉄などのながーいエスカレーターには面食らった覚えがある。 まずスピードが速い。時々大きなターミナル駅などで「高速」と表記されたエスカレーターもあるけど、そうでないものも、田舎と比べるとずっと速い。平仮名でもずっ…

生きづらさ最前線【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

小学校の社会だったと思う。島根にある、日本で一番過疎が進んでいる村が教科書に載っていた。人口密度(つまり面積に対する人口)が日本で一番低いとかそういうのだ。たぶん、平成の大合併以前のことだから、今はその村は違う市町村になっているんだろうと…

大人の反抗期【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

最近、母親が鬱陶しいなあ、と思うことがある。 たとえば今朝。「おはよう。今日はおじいちゃんの誕生日です。よかったら電話でもしてあげて」とラインが来ていた。母方の祖父の誕生日。そんなこと言われなくてもわかっている。とうふは今、元気がないのかも…

父と禁煙【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

小学校4,5年生の頃、クラスで「禁煙ブーム」が起きていた。無論、「自分たちが禁煙する」ブームではない。「親に禁煙してもらう」ブーム。 はじまりは、保健体育だったかなんかの授業で、「タバコの害が身体にもたらすさまざまな影響」について学んだこと…

ケーキは見た目が8割【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

おいしいものに目がない。思えばそれは東京に来てからだ。 地元にいた頃は、お金もなければ車もない。そうすると選択肢は限られてきて、マクドナルドかミスタードーナツかちょっと奮発してチェーンのイタリアンか…といったところ。しかしその点東京はすごい…

広くて近いか、狭いけど遠いか【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

地元に数日滞在して、おとつい自宅に戻ってきた。1日友人に会った以外は家族と過ごしたり本を読んだりして、ちょっとした手術を終えて退院したおばあちゃんを「おかえりー」と迎えてからは、(手術をした箇所は順調なのだが)3週間の入院生活を経て(手術…

姉ちゃんという生き物【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

実家に帰ってきている。夕方について、母とカレーを作って、父と弟が帰ってきて、一緒に食べて、お風呂に入って、今はもう布団に就いている。 ちなみに村上家名物のおばあちゃんは今入院中で、明日退院予定。 あとはもうひとり弟がいる(彼は今遠方で一人暮…

とりあえずの塾と作文「しょうらいのゆめ」【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「お母さん とりあえず塾に行っているからと安心していませんか」 昔、中央出版か何かのCMで島田紳助(若い子はどっちも知らないかもしれないね)がこんな感じのことを言っていた。要するに、子どもの学力を上げたい、と思ったときに、「とりあえず」塾に通…

ワールド・オブ・タニタ【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

義兄がタニタの体組成計を贈ってくれた。 www.tanita.co.jp 吉田くんの誕生日プレゼントなので厳密にはわたしにではなく吉田くんに、なのだが、一緒に住んでいるので当然のようにわたしもその恩恵を受けている。ありがたいことである。 ※吉田くんとは、私と…

戦争を知らない僕たちの戦い【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

うちのおばあちゃんは、戦時中わたしの地元に疎開してきたらしい。元々はシブヤの蕎麦屋の娘だったのよ、シブヤが一体何なのかよくわからないときから聞かされた。 おばあちゃんは同じ話を何度もする。ボケてるわけではない。ただそのとき話したいことを話し…

SMAP解散にあてて【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

昔から男性アイドルには興味を持てない質だった。周りがいくら騒いでいても大抵は騒ぐに値するほどカッコイイとは思えなかったし、たとえカッコイイなあとは思っても、カッコイイ彼らが歌って踊ることにはたしてそんなに価値があるだろうかと思っていた。勿…

長いモノサシ、大器晩成という希望【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

人のブログ運営報告なるものはついつい見てしまうものである。 開設から3ヶ月でどれだけの人が来てくれるようになったとか、100記事を書いてどんなことがわかったとか。見たい見たくないとかそういう問題ではなく、そういうタイトルがあれば必ずと言って…

本屋さんのいけないところと平凡な図書館【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

わたしが人に勧めたい本というのは、つまり、わたしが自分の本棚に入れておきたいと思う本だ。 この夏は家事と書くことのほか特段することもないので、図書館で何冊か、エッセイを借りて読んでいる。最近借りたうち、2冊を読み終わった。鷺沢萌(サギサワメ…

【トトロ考】このへんないきものは、わたしたちのそばにだっているのです。たぶん。

「もののけ姫」と「となりのトトロ」は、昔家にビデオ(DVDのない時代…将来おばあちゃんになったら驚かれるんだろうなあ)があって、小さい頃から何度見たかわからないくらい。ちなみにほんとうにわたしが小さいときにはゲームボーイもポケモンもなかった(…

5月某日【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

晴れたら、整体に行く前に、近くの公園に行ってみようと前から思っていた。整体の病院の近くにある、バラの綺麗な公園。ただひらすら眠り、会社の人に出くわさないよう時を選んで寮を出るーーそんな腐りかけの日常にも多少の彩が戻る気がする。 そーろーそー…

怖くておいしい【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

とうふです。「金曜ロードショーはもののけ姫!」とさんざんワクテカしていたけれど、結局金曜の夜は、夏休みに入った吉田くんが「行きたい」というので夜釣りをしていた。 ※吉田くんとは、私とうふの長年の恋人であり現在ニート・とうふを家に住まわせてく…

肩書きというコスプレがさらけ出してくれる自分もある【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

ブログを書き出して2ヶ月が立っている。飽き性なわたしがぼちりぼちりとでも続けられているのは、愛着のもてる名前を思いついたからというのが大きいかも知れないと思っている。 念のため明言すると、このブログを書いている【村上とうふ】は、わたしの本名…

「プライド?捨てなくていいんじゃない?」

逃げるように仕事を辞めると決めたわたしを、母が旅行に誘ってくれた。「行きたいところ、ある?特にないなら、お母さん行きたいところがあるんやけど」と母が引っ張っていってくれたのは、長野県・戸隠の、小さいお土産屋さんだ。 初めて乗る北陸新幹線。長…

「いい子」を辞める、それでも先輩を嫌いになれないって気づいてしまった

ユキさんが夢に出てきた。辞めた会社の1つ上の先輩で、あらゆる面でわたしと正反対の人。 わたしが全然飲めないお酒を、ユキさんはがぶがぶ楽しそうに飲む。 明るいこと、楽しいことがとにかく好きで、唐突に好きな歌を口ずさみ始めたりする。 さりげなく上…

「個性」について(とうふあるいは黒毛和牛をどう料理するかが個性をつくると思う)【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

「将来の夢」という作文に嫌悪感を抱いてしまうのは、わたしたちの世代に特有の現象なのだろうか。 「最近の若者は夢がない」とか言われてしまう。あるいは、不況しか知らない世代なんていう。けれど、わたしが生まれ育ってきた時間、平成ヒトケタ台というの…

可愛くなりたいと思うことについて【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

自分のごくごく地味な顔立ちがわりと好きだ。高校時代、漫画好きな友人が「とうふちゃんの似顔絵3秒で描けるよ」と、点2つと緩やかな弧を絶妙な配置で描いて(書いて?)くれていたが、要は、日本人の多くの人が「平凡な顔」といって思い浮かべる顔にわり…

善くないことと罪悪感とおばあちゃん【時々書きたくなるエッセイのようなもの】

炭酸は「いい子は飲んじゃいけない飲み物」だと信じていた。原因はわからない。たぶん、これかなと思うのは、あるとき友達のおばあちゃんが「うちの息子、最近コーラばっかり飲んで。骨が溶けてなくなるのに。」とうちでおばあちゃんに愚痴るのを聞いたこと…